2021-01-01から1年間の記事一覧

終焉

一年前の夏に陽性転移を打ち明けてから少しずつ良い関係を築けてきたと思っていたのに、また最近になって全てが逆戻りしてしまった。 数日前に「何でいつも病院から帰ってくる時だけ泣いてるの?」と指摘されたことが、自分の異常性に気付くきっかけだった。…

記憶の固執

先日、突然小学生の頃の記憶が蘇った。そういえば私小学生の頃から死にたいと思っていたなって。 ある習い事の稽古のたびに「死ななきゃいけない」と思って泣きそうになってたことを思い出した。今の私の希死念慮ほどではないけど、「自分はこの場にいてはい…

樹海の涙

大丈夫じゃない。本当は大丈夫なはずなのに、何故かいつも絶望している。死ぬことというか「自殺」というものの引力が凄い。踏ん張ってないと向こう側に引きずり込まれそうになる。 死にたくないけど生きていたくもない。どちらかと言うと死にたくないが勝っ…

星めぐり

詩、短歌、小説、写真、音楽、絵画、工芸品、人形、アンティーク家具、工業製品のデザインについて、その他諸々ありとあらゆる芸術作品、美しいもの、ことばとかたちに向き合い続けた。最初のうちはただただ楽しかったし、躁状態の感性の鋭さに比べたら劣っ…

主人公

9月7日 専門家に「助けてください」とかいうのは需要と供給が成り立ってるからいいのかもしれない。 ただ、私は結局踏み台にしていく側なんですよね。向こうから「もう来なくていいよ」と言われることを恐れていたけど、専門家である以上、異動とか職務上の…

中庭には楓の木が植えられている

いじめられる夢。 もう学校に通うのが辛くて休学したいと思ってたけど、「とりあえず今日だけでも最後に行ってきなさい」と言われる。ここだけは、過去に休学しようとした時と同じ展開だった。ただ、夢の中の私は、嫌がることなく「分かった、今日だけ頑張る…

葉月の欠片

・"なろうと思ってなれるものじゃないもの"に強い憧れを抱いてしまうと苦しい。 環境が整っていたって、結局本人のやる気次第で簡単に転落する。もちろん努力次第では、もっと上を目指す事が出来る。でも、私がなりたかったものは努力で辿り着けるものではな…

水槽の中での生活

①寄宿施設から脱走する夢。 その寄宿施設には大勢の青年が収容されており、非人道的な行為が日常的に行われていた。 今日はたまたま外の庭に居たが、みんながキラキラした明るい日差しに包まれながら動物を虐待していた。私はそのアンバランスな光景に吐き気…

レースのような透かし編み、パールのボタン

今まで貰った手紙を読み返してじんわり心が暖かくなるのを感じながら、自分が他人に送った手紙は自動的に消滅してくれていたらいいのに……なんて思う。恥そのものだから。そんな考えが頭に浮かんできたばっかりに、返事が書けなくなってしまった。 いつも筆が…

昼下がりのA病棟

私は病室にいる。といっても、今日の私は患者ではなく見舞客だった。ベッドに寝ているのは先生。信じたくないが、何時かこうなってしまうのかな、とはずっと思ってた。 昼下がりのきらきらした光に包まれながら、先生は眠っていた。私は先生を黙って見下ろす…

混沌

地震の夢。何故かみんな、次に来るのは防ぎようもない大震災だと分かっていて、大勢の人でひとつのところに集まってその時を待っていた。といっても、安全な避難場所にいるわけではなく、民家のリビングみたいなところ(私が居たのは親戚の家)に一般人も芸能…

言葉にならずに消えていったものたち

7月11日 以前、「人を失う痛みに慣れたい」などと言った記憶があるが、慣れとかではなく、そもそも失ったなんて捉え方をしなければいいんじゃないかと思う。たとえ疎遠になってしまっても、二度と会えなくても、自分に関わった人は自分の中に残って生きてい…

六番の診察券

「ワクチンで死んだらどうしよう、死にたくない」と、「ワクチン打つのが怖いから今すぐ自殺したい」が共存している矛盾。 本日15時にワクチンを打ってきた。数日前から風邪っぽい症状があったり、日常的に服薬しているがワクチンを打っても問題ないのか何度…

清純か、不純か

凪と初対面。出会ってから三年以上経つけど、会うのは初めまして。そもそも、ここ最近は全く連絡も取ってなくて話すのも一年以上ぶりなのに、凪は昨日の続きみたいに話し出す上に、初めて顔を合わせたとは思えない話し方をするからびっくりして、でもそれが…

特権

男の心理士さんの腕を引っ張って、「最後に聞いてもらいたいことがあるの、いい?」と言う。会ったことも見た事もない人だったけど(某俳優に似ていた)、夢の中では以前通っていた病院の私の担当心理士という設定になっていた。 冗談めかした様子で「愛の告白…

針千本飲ます

人に当たった後で罪滅ぼしのように死にたがったり「殺してください」と言ったりする。本当に辛い思いをしているのは相手なのに。八つ当たりをした罪悪感から謝ってしまったり、いっそ私を攻撃してくれなんて言うが、優しい相手はそんなことをしない。 クラス…

最悪な誕生日

ゆりあと遊ぶ。 その日は私の誕生日で、深夜からLINEをしている。明日は早くから会おうということになっているものの、既に夜中の3時近いし、このペースで行くとまた寝坊されて会うのが遅くなってしまいそうだなと思う。「明日に備えてもう寝よう」「寝坊し…

幼児退行

私は3才の保育園児になっている。何かが嫌で保育園に行きたくないらしい。帰りの時間に近づくと行われる日課のせいだったか、詳しい原因は思い出せないが、毎日その時間になるとトイレに逃げて個室の中で泣いている。 夢の中の私はまだ幼い歳なのに、今と同…

疑似体験

入り組んだ真っ白な空間を逃げ回ってて、高いところから何回も飛び降りた。落ちた時に足に酷い衝撃を受け立てなくなり、床に突っ伏したまま声を上げて泣いた。父と話しているところをフォロワーに見られており、「かっこいいでしょ」と得意げな気持ちになる。

救って

クラスでいじめにあっている女の子がいた。私は転校生で、この学校に来た時には既にいじめが激化していた。 何が原因にせよ虐めていい理由なんてないから、私はどうにかしていじめを止めようと思ってたんだけど、ある日事件が起こる。担任教師までいじめに加…

旧友

InstagramのDMが届いた。昔の同級生。途中で学校が離れてしまったからは直接会うことはなくなったけど、SNSではずっと繋がり続けていて、たまにコメントをくれたりDMで反応してくれる子。今日はストーリー更新してないのに何でDMに?と思いながら開くと、「…

泣いていいよ

十四くんから「自殺未遂した」と打ち明けられる夢。「未遂の未遂もいいところだけど、手首を切って普通に生き残ってしまった」と言われた。昨日つけたばかりみたいな、私のよりも浅い躊躇い傷みたいなものが左腕に出来ていたんだけど、よく見たらもっと前か…

紛い

私のような人間が生きていても仕方ないから死んだ方がいいことくらい知っている。毎日死ねって言われてる。でもごめん簡単に投げ出せない理由もあるんだよ、これでも。 死ねの声を振り切って生きようとしてそれでも無理になった時に先生たちに言っちゃうんだ…

爬虫類

6月25日(金) 6:59 バレーはしてなかったけど、給食当番の準備が遅れてしまって、ああまた怒鳴られるんだろうな、と思っている。割烹着に腕が上手く通らなかったの。許して欲しい。 8:24 目を覚ますと天上に虫がいることに気づいた。しかも一匹ではなく、数匹…

現実

「怒れ、もっと理不尽に怒れ。そうやってお前が怒ることで、周りにいる人間がお前から離れていい口実が出来るから。周りを見てみろ。もう誰も残ってないだろ?もうお前を好きな人なんて誰一人居ないんだよ」と言われる。

中間テスト

「あれ?そろそろ中間テストじゃない?今って何月だ……えっ6月?中間テストとかとっくに過ぎてない?中間どころか期末の時期では?でも全く受けた記憶ないな、私知らないうちに学校休んでた?でも範囲の説明受けた記憶もない……どういうこと……でもテストだとし…

全部嘘です

私は変な意味で自分のことを特別だと思っていたんだな。私が死んでも誰も気にとめない、何も変わらない、私だけがひっそり消えて全てが解決するって本気で思ってた。自分が死んで与える影響は実際死んでみないと分からないけど、でも実際そんな単純な話じゃ…

油絵の授業

集中履修の授業で油絵を描いている。私は昨日休んでいたから一日遅れのスタートだ。でもまだあと2日あるから、今日必死に描いて挽回すればいい。 グリザイユの技法で書いている。やっぱり隣の十四くんみたいに上手くは出来ないけど、珍しく頭の中にイメージ…

逃避行

山の中に廃れたプリクラ機のようなものがある。プリクラ機というか証明写真機に近い。本当に道路の住みに突然、公衆電話みたいな形で置いてある。私たち(4人でいた)は、深夜2時にもかかわらずその機械で写真を撮ろうとする。しばらく遊んでいると、山の中に…

体育の授業Ⅱ

体育の授業に向かおうとする。今日は体力測定で持久走と走幅跳がある。走幅跳は得意項目だから、絶対にクラスで一番になりたい。持久走はあまり自信が無いが、クラスメイトはやる気がなく最初から手を抜く気満々の人が多いので、真面目に頑張ればそれなりに…