水槽の中での生活

①寄宿施設から脱走する夢。

その寄宿施設には大勢の青年が収容されており、非人道的な行為が日常的に行われていた。

今日はたまたま外の庭に居たが、みんながキラキラした明るい日差しに包まれながら動物を虐待していた。私はそのアンバランスな光景に吐き気を催す。そんな日常がこれからも続いていくのかと思うと耐えられなくなり、寄宿舎からの脱走を企てる。

監視官の目を盗み、死ぬ気で走った。寄宿舎と外の世界を隔てている石造りの壁を自力でよじ登り、何とか誰にも気付かれないまま壁の向こう側に辿り着いた。そこには海が広がっていた。波の音を聞きながら、これからどうするべきか考える。「まず追手にすぐ気付かれないようにするために、今着せられている制服を脱いで捨てていく必要があるな」と考え、ジャケットを砂浜に捨てる。

 

 

 

②夢の中でクエチアピン75mgを飲んでいた。飲んだきっかけやタイミングは一切思い出せず、気付いたら薬を飲んでいた、という状態から夢がスタートしていた。あの意識朦朧とする感じや、「まだ眠りたくない、意識を手離したくない」と願いながらも体がだんだん動かなくなっていく感覚がとてもリアルだった。「ここは現実か?」と錯覚して、「なんでこんなことになってるんだろう?もう二度と飲まないと決めた薬をなぜ今飲んでしまってるんだろう?あの薬は処分しなかったっけ?」と考えているうちに目が覚めた。