悲しいのに一滴も涙が零れない。だから代わりに脳内にいる自分に暴力を振るって、泣かしてる。髪を掴んで引きずって殴る。突き飛ばす。部屋の隅に逃げる私目がけて、物を投げる。近くにおいてあった本で思いっきり頭を叩く。痛い、ごめんなさいと泣く私に「…
夜中の3時に目が覚めた。喉が渇いている。水ではなくて何か甘いジュースが飲みたくて冷蔵庫を開けると、ブルーベリージュースしか入っていなかった。私はこのジュースがそんなに好きではないのだが、仕方なくコップに注ぐ。キッチンの奥の冷蔵庫のある部屋で…
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